SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術 書評その2

その1を見てない人はこちらの記事からどうぞ

なぜやったのか?

作品例

  • チャイナタウン
  • JFK
  • ミスティック・リバー

簡単説明:なぜやったのか?は金の羊毛とは違い主人公の変化を描くものではなく人間の心の中の闇を描くもの

脚本構造:探偵が観客の代わりにその謎を解くに見えるが、真相を突き止めるのは観客自身

なぜやったのか?まとめ

  1. 探偵物や社会派ドラマは主にこのジャンルに属す
  2. なぜやったのか?の最高傑作はチャイナタウン
  3. 事件の犯罪を通しその背後にある人間の邪悪さが暴かれる

 

バカの勝利

作品例

  • フォレスト・ガンプ
  • アマデウス
  • チャンス

簡単説明:負け犬が権力の悪に勝つ

脚本構造:負け犬のバカが権力の悪に勝つ

ポイント:バカは表面的にそう見えるだけで実は最も賢い存在

バカの勝利まとめ

  1. バカが体制側の連中をやきもきさせるのを見ると観客には何だか希望が湧く
  2. 賢いバカとは実は社会のアウトサイダー
  3. アウトサイダーが勝利すると観客も何だか自分が勝利したような快感を味わえる

 

組織のなかで

作品例

  • ゴッド・ファーザー
  • カッコーの巣の上で
  • アメリカン・ビューティ

簡単説明:俺とアイツラどちらがイかれてるか?という話

脚本構造:組織は群集心理の狂気を象徴する。このジャンルは新人の視点から描かれることが多い

組織のなかでまとめ

  1. 組織には狂気性がある
  2. 組織のイかれた実態が次第に明らかになる
  3. 最終的に主人公か組織、どちらがイかれてるか?となる

 

スーパーヒーロー

  • スーパーマン
  • バットマン
  • グラディエーター
  • ビューティフル・マインド

簡単説明:難題に直面した奴の対極の定義が当てはまる、超人的な能力を持つ主人公がありきたりで平凡な状況に置かれる

脚本構造:特別な存在だからこそ周囲の人間の心の狭さのせいで周りから理解されない

スーパーヒーローまとめ

  1. 独創的な考え方や素晴らしい能力を妬む凡人と向き合うとはどういうことか?を観客が共感できるように描く
  2. 観客自身も人とは違う意見で失笑されたりする、それはなぜか追いかけられるフランケンシュタインの気持ちのようなもの
  3. 観客はスーパーヒーローの気持ちを本当には分からないが、誤解されたり周りから理解されないヒーローの苦しみに共感する

 

すべてのジャンルの共通点

これらのジャンルは全て1つの共通点があります

それは観客が共感できるというところです

そしてこれらには必ずひな形があるということ

そしてこれらのルールを理解し応用できるようになると制約感がなくなりむしろ開放的になり創造性を発揮できるということです

 

最後に

私自身俳優目線で考えるとこれらの知識は特に即興劇で役に立ちます

最近のオーディションの傾向として即興劇をやらされることが多いです

そんな中でこういったパターンを知っておくとスッと創造性を思う存分発揮できます

結果、監督の目にもなんかあの子分かってるね〜、となるわけですね!

このジャンルの話が面白いなと思ったらこの本オススメです!

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