SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術 書評 その1

著・ブレイク・スナイダー

脚本術の本としてシド・フィールドの本と並ぶ神書

かなり分かりやすく脚本術を分析できるように書いてある

それでこの本の面白いところは全ての映画のジャンルは10個しかないと言い切っているところ!

しかもそのジャンル分けがSFとか恋愛とかではなくて脚本の根本の仕組みでジャンル分けしてある特徴

それがこの10個

  1. 家の中のモンスター
  2. 金の羊毛
  3. 魔法のランプ
  4. 難題に直面した平凡な奴
  5. 人生の節目
  6. バディとの友情
  7. なぜやったのか?
  8. バカの勝利
  9. 組織のなかで
  10. スーパーヒーロー

面白いジャンル分けだよね?

だからこの書評はこのジャンル分けについての部分のみとした

脚本家は斬新な脚本を書かなければいけません

ありふれた脚本なんて意味がないからね

そこで大事な注意点!

これ以外の新しいジャンルを切り拓こうとするな!

え?そしたら斬新な映画作れなくない!?

違う違うそこの斬新さじゃないのだよ

なぜならね、人が共感できるのはこのジャンル以外には存在しないと作者は言い切っているわけです

つまりこのジャンル以外こそ斬新だー!てやったら変てこなわけ分からんつまらない映画になっちゃうのよ

だから大事なのはこのジャンルのルールの中で斬新なひねりを加えること!

つまりそのジャンルの特性を知ってその特性を隅々まで引用できるようになるのが必須

引用と言っても、「セリフがそっくりそのまま言える」ってことじゃない。「その映画がどう機能しているか、その仕組みを説明できる」ってことだ。

それができて初めて斬新な、同じものだけど…違った奴を作ることができる

だからこのジャンルを理解できることは映画人にとっては必須事項と言えるよ!

これは脚本家だけではなく俳優も理解しておいた方が良いです

なぜなら、裏側の構造を知っておくことで脚本をスピーディに読み解けるからです

そしてそれができることはオーディションを勝ち抜く力とまさに同義

勉強して損は全くないです!

ということで一個ずつ詳しく見てみよう

家の中のモンスター

作品例

  • ジョーズ
  • エクソシスト
  • エイリアン

簡単説明:恐ろしい奴から逃げる物語

脚本の構造:奴に食われるな!というどこの国でも誰にでも理解できる原始的で根本的な話だから面白い

子どもにも人気高いよねこのジャンル

ジョーズとかマジで怖かったもん

やはり分かりやすさは正義!

基本ルールは、いたって単純だ。

まず〈家〉は逃げ場のない空間であること。

たとえば海岸沿いの町、 宇宙船のなか、恐竜の走り回る未来のディズニーランド、家庭など。そこで犯罪が起きたいていの原因は人間のどん欲さ(金銭欲や物欲など)にあるーーーその結果モンスターが生まれる。

モンスターは罪を犯した奴に復讐しようとし、罪に気づいた人間は多めに見る。

それ以外の人間はとにかく走って逃げ、隠 れるのである。

このモンスターに どんな新鮮味やひねりを加えてあっと言わせられるか……。

省略

家の中のモンスターまとめ

逃げ場のない空間で恐ろしい奴から逃げる!恐ろしい奴が生まれる原因は人間のどん欲さ(金銭欲や物欲)にある

そして罪を認めない奴は捕まる、罪を認めた奴は助かる

注意
分かっているつもりでも逃げれる空間しちゃう奴多し!バス乗ってその街から出ればいいんじゃねwwて観客がなったら緊張感まるでなし!

金の羊毛

作品例

  • スターウォーズ
  • バックトゥザ・フューチャー

簡単説明:主人公の成長の物語

脚本の構造:何かを求めて旅に出ることそれ自体が人間は興味湧く

ロードムービーてそれだけで不思議な魅力あるよね

どんなに斬新なひねりを加えるにしても、《金の羊毛》に絶対に欠かせないのは、主人公が旅の途中で人々と出会い, いろいろな経験をするということだ。こういった出会いや経験は一見関連がなさそうに見えても実は一貫性がある。それは主人公を成長させる要素だということだ。つまり、さまざまな出来事や経験が主人公にどんな影響を与えるかがプロットになり、主人公の成長が《金の羊毛》のテーマとなってい る。だから重要なのは主人公が進んだ距離ではなく、どう変化したかであり、そこに観客はストーリーの前進と進歩を感じる。どんな人に出会い、何が起き、どんな変化が起こるかを考え、変化が主人公にとって意味のあるものにするのは、脚本家の仕事なのである。

金の羊毛まとめ

主人公の成長が〈金の羊毛〉のテーマ

重要なのは主人公が進んだ距離ではなく、どう変化したかである。

つまり盗みだったら盗み方よりも、それを実行したことによる発見や変化のほうが重要

何かを求めて旅に出るのだったら最終的に発見するのは別のもの=自分自身

ロードムービー的なもの書きたいなら必須

魔法のランプ

作品例

  • ライアーライアー
  • ブルース・オールマイティ
  • フォーチュン・クッキー

簡単説明:夢や願いが叶ったら?物語

脚本の構造:誰でもする妄想は共感を得れる

僕は女の子にモテモテになったら?の妄想はよくしますね

《魔法のランプ》の基本ルールをまとめてみよう。主人公はシンデレラのようにひどい扱いを受けてい ることが多く、だからこそ主人公の願いが叶い、幸せになってくれることを願う。けれど人間の性として、どんなに哀れで同情できる主人公であっても、成功し続けると鼻についてくる。だから主人公は最終的に、 魔法よりも普通の人間-つまり観客と同じ人間ーでいるのが一番だと気づくようになっている。そも そも現実には魔法なんてあり得ないのだから。そして最後には「一番大切なのは、道徳に適った行ないを することだ」という教訓が用意されているのである。 反対に、天罰が下る話では設定が逆になる。主人公は一度懲らしめたほうがいい奴なのだけれど、最後には多少の救いが必要だ。このさじ加減がなかなか難しい。それにはいやな奴であっても、救ってやる価値が多少はあることを最初に示しておく必要がある。どちらのパターンだとしても、基本的ルールとして は、主人公は魔法に(もしくは呪いが)かかり、最終的に勝利を収めるのである。

魔法のランプまとめ

何か願いが叶う(呪われる)

ウハウハ楽しい毎日だけど最終的には普通(観客と同じ人間)が一番だなあとなる

そして最後には一番大切なのは、道徳に適った行いをすることだという教訓がある。

難題に直面した平凡な奴

作品例

  • ターミネーター
  • ダイ・ハード
  • タイタニック
  • シンドラーのリスト

簡単説明:どこにでもいそうな奴がとんでもない状況に巻き込まれたらどうするの物語

脚本の構造:観客が自分に起こりうると想像しやすいからついつい同情してしまう(観客はたいてい自分が普通の人間だと思っている為)

これも分かりやすいから子どもにも人気だよね、主人公がんばえ〜!てなる

引用
《家のなかのモンスター》と同じように, このジャンルも二つの単純な要素で成り立っている。1つは、 主人公が観客と同じ普通の人間だということ。もう一つは、そんな普通の人間が勇気を振り絞って、解決しなければならない問題に直面したということ。この単純な二つの要素を組み合わせると、ミスマッチな 状況が生まれ、しかも主人公が平凡であればあるほど、問題は大きく見えてくる。

難題に直面した平凡な奴まとめ

普通の人間が難題を解決する

とにかく大問題と大悪党を用意する

その問題や悪事が大きければ大きいほど主人公の行動が素晴らしく勇気あるものになる

強大な敵に立ち向かい勝利するから感動が生まれる

人生の節目

作品例

  • テン
  • 普通の人々
  • 酒とバラの日々

簡単説明:人生という不可解な謎の力を受け入れていく主人公の変化を描く

脚本の構造:人間は誰だって人生の節目に辛い経験をしている。しかもそう言う時期は精神的に敏感だから印象も強烈で観客の心に訴えかけられる

邦画ってこのジャンル多い気がする、あとこれは観客の実人生が訴えかけるからお子様にはちと難しいジャンルだね

人生の節目の例

  • 思春期
  • 中年の危機
  • 老い
  • 失恋
  • アルコールや薬物依存に直面する話

これらの共通点は辛いところをくぐり抜けて初めて、主人公は解決策を見出すということ

要するに《人生の節目》のストーリーでは、コメディーであれシリアスなドラマであれ、モンスターが主人公に忍び寄り、主人公はその正体に徐々に気づき(自分の力を上回る強烈な力=人生というもの)、受け入れることによって、最後に勝利を収めるのである。

人生の節目まとめ

人生の節目は印象が強烈だから誰もが共感する

どんなにベスト選択をしていても目に見えない理解しがたいモンスターが襲ってくるときがある。

それを段階を踏みながら受け入れて最後に笑えるようになった時に勝利が訪れる

バディとの友情

作品例

  • ファインディング・ニモ
  • 48時間
  • テルマ&ルイーズ

簡単説明:こいつ嫌いだけどやっぱこいつとじゃなきゃ生きていけないという物語

脚本の構造:僕と親友とのストーリーは誰でも共感して理解できる

《バディとの友情》には秘密がある。 実は《バディとの友情》といっても、バディの仮面をはがせばラブストーリーだということだ。逆に言えば、ラブストーリーとはセックスの可能性がプラスされた 《バディとの友情》映画だということだ。–中略–そしてこのジャンルに属する作品も、ドラマであれコメディーであれ、セックスがあるにせよないにせよ、やはり同 じルールに従っている。最初バディはお互いを嫌っているが、旅をしていくうちに相手の存在が必要で、二人そろって初めて一つの完結した存在になることがわかってくる。そうは気づいても、こいつがい なきゃダメだなんてたまったもんじゃない!ここでまた新たな葛藤が生まれるのだ。

バディとの友情まとめ

お互い嫌いだけど好き

途中で喧嘩になり別れるがこれは本当の別れではない

お互いエゴを捨てて仲良くするしかないことを最終確認するためのきっかけ

最後の幕が下りるとき、二人は覚悟を決める

(2)へ続く(明日更新)

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