演技25 何かを仕掛けることとただその場にいようとすることのバランスについて

演技は視聴者にこの人リアルだなーなんて

リアルであることが求められます

ではリアルとは何なのか

一つはわざとらしくないというのがありますね

でもここで一つの疑問があるます

 

わざとらしくない演技は「面白い演技」なのか?

 

わざとらしくない演技って面白いの?

 

「え?面白いかどうかよりリアルかどうかじゃない?」

なんて思われるかもしれません

事実、私が俳優を始めたばかりの頃はそうでした

みんなわざとらしくて下手くそだなー、コンチクショウどもがあ」と思ってました

で、自分の求める自然体の演技をしばらくしていたのですが

演技のレッスンに通ううちに講師に言われました

 

「お前の演技つまらない」

 

「へ?つまらない?どういうこと?」と思いました

演技に別につまらないとかなくない?自然体かどうかじゃないの?」と

もちろん自然体を大事にする監督はたくさんいます

しかし自然体なだけが演技の基準だとするとどうでしょう

 

ブスがイケメンや美女に勝てる要素がなくなるのです

 

考えてもみてください

自然体なブスと自然体な可愛い子どちらを使いますか?

そら可愛い子使いますわって話です

では、ブサイクはどうやって勝てばいいの?

 

それは 自 分 ら し さ を 出 す ということです

人はそれぞれその人らしさがありそれ自体がその人の持つ武器であり魅力となります

え?自然体にできているなら十分魅力になっているのでは?と

いいえ、それはただ静かな人で

静かな人はよっぽどのオーラがなければオーディションに勝つことは難しいです

でも僕たち...よっぽどのオーラなんて持ってないじゃないですか…

だから、もうこれはね積極的に勝ちにいかなければならないんですよ

つまり何かを仕掛けなければなりません

「オーディションで勝つには何かを仕掛けろ」

 

え?でも仕掛けるとかそういうのってわざとらしくない?とか思うかもしれません

だからこの仕掛けるのを自然にやるんですよ

この仕掛けが「あああ、わざとらしいなあ」ってなったらそれはダメですよ

でもこのバランスが非常に難しい

ここでこの椅子蹴り飛ばしたら面白いだろうなーって思ってやってもその面白いだろうという思考が透けて見えたり

「いや、その行動、この脚本と関係ないよね、」なんて思われたらもうそこで試合終了です

おうちにゴーホームです

 

だからこれは脚本の核を掴む能力が大事です

 

そして「この人間はこう言う行動をすればよりこのシーンが生えるかも」ということまで考えられてないと

それで、「ああ、こう言う行動もあるのか!」とキャスティングの人や監督に新しい視点を与えられれば勝ちです

「なるほど!そういうのも確かにあるね!」とその人の予想を突き抜けなければならないのです

だけどもこのバランスが非常に難しいという話

 

現実の人生では自由に動けますが芝居の中の人生で自由に動くというのは中々難しい

だからこれはもう最初のうちはわざとくさいなと思ってもガンガン仕掛けた方がいい

それで失敗を繰り返すうちに見えてくるものがある

まずは自然と仕掛けるを極端に反対側まで行くのを繰り返しましょう

それが身についてきたらバランスを意識していく

 

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